大学生から地域の民生委員さんにインタビュー! Vol.7

大学生から地域の民生委員さんにインタビュー! Vol.7

「見守り愛・助け愛・支え愛のまち」

神の谷地区民生委員・児童委員、主任児童委員の方に、お話を伺いました。

Q

民生委員になったきっかけは?

A

小学校のPTA活動や地域の婦人会の活動を通して勧誘や推薦を受けたことがきっかけで民生委員になりました。引き受けた理由は、「民生委員向けの講習会に参加して福祉について勉強したい」「神の谷をより良くしたい」などの声がありました。

Q

高齢者の活動ってどんなことしているの?

A

・離れて暮らす家族から依頼を受けて、一人で暮らす高齢者の見守りや月に数回の訪問を行っています。訪問の際には最近のニュースや民生委員さんが伝えたい豆知識を書いた手紙を渡したりしています。
・定期的にふれあい喫茶や給食会の開催や地域の子どもたちからの手紙などを通して、高齢者が孤立しない環境づくりに努めています。また、ダンベルやお手玉を用いた体操で健康づくりを目指しています。
・家族と連絡が取れない高齢者宅への安否確認を行い、それが難しい場合はあんしんすこやかセンターやヘルパーさんに伝えて、緊急時の橋渡しも担っています。

Q

子どもの活動は?

A

・定期的に「こども給食」を行っています。食事だけでなく、天体観測や花植え、リース作りなど、季節に応じた行事も取り入れています。
・朝食を食べていない子どもを対象に、連休明けの朝に小学校の家庭科室でおにぎりを作って食べる「おむすびの会」を行っています。
・児童館で親子と工作したり遊んだりしています。

Q

民生委員になって、よかったと思うことは?

A

・福祉活動を知ることで、福祉のサービスを行政的に理解し、施設の使い方やあり方が分かるようになった。子どもたちのためにももっと使ってほしいです。
・高齢者の見守りや朝の横断歩道での立ち番を通して地域をよく知り、顔見知りが増える。
・自分の生活も変わりました。

Q

民生委員活動を続けられる理由は?

A

・仕事と両立しながらでも民生委員同士が忙しさや大変さを共有できる環境があるため、活動時間も調整しやすい。ベテランの人が多いため、何か問題があっても相談ができます。
・訪問した時の「ありがとう」の声がパワーになり、「また見守ろう」と思える。そこに民生委員を続けている理由があります。

Q

これからの展望は?

A

・年代の垣根なく活動の場を作り、誰でもセンターに入れるようにしたい。
・子どもたちの現状を把握するために学校との結び付きを強くしたい。
・いきなり勧誘するのではなく、まずはお手伝いから少しずつ初めてみて、民生委員の活動を知ってもらい、若い世代や男性の民生委員さんも増やしたいです。

インタビューに参加して

小学生の登下校時に挨拶をしてくれていたおじちゃんが、民生委員の方だったのだとこの取材で知りました。地域の方に見守られて成長してきたのだと改めて感じ、今度は私が地域に貢献したいと思いました。

民生委員の方々は、地域の課題をしっかりと把握し、住民の声を代弁してくれる貴重な存在だと学ぶことが出来ました。神の谷地域の民生委員に対するインタビューを通じて、地域の方々の温かいお心を感じることが出来ました。
(神戸女子大学 合田 ・神戸女子大学 新谷・神戸外国語大学 今西・神戸学院大学 西)2023年12月20日

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info@suma-shakyo.or.jp(須磨区社会福祉協議会)